水彩画とは

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水彩画による風景画

水彩絵具には「透明水彩」と「不透明水彩(ガッシュ)」があるのですが、このサイトでは主に透明水彩絵具で描いた作品を紹介しています。

水彩というぐらいなので、水性の展色剤(顔料を紙などに定着させる材料)によって作られた絵具です。この展色材(樹脂)と顔料の比率によって「透明」と「不透明」に分かれます。

そして一般的には透明水彩絵具で描かれたものを「水彩画」と呼ぶことが多いです。

水彩画の特徴としては、色を塗った上から別の色を塗り重ねると、下の色が新たに塗った色と混ざり合った状態で透けてみえるという事です。たとえば黄色の上に青を塗ると緑っぽい色が表れます。

また、この性質は強いホワイトを使用できないという特徴にもつながります。油絵などでは最後に明るいハイライトを入れて仕上げることが多いのですが、水彩画ではこれが出来ません。

そのため着彩前にハイライトとして残す部分をマスキングする必要があります。そしてある程度仕上がった後に、マスクを剥がして白いハイライトを作るのです。

こういった後戻りできないという性質があるため、油絵より馴染みがある画材にも拘らず、意外と扱いが難しい絵具なのです。

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