スケッチからエスキースを描いて作品へ

パズルをする少女の水彩画 人物
写真をみて描いたものとは少し雰囲気が違うのが分かると思います。
スポンサーリンク

いつもデッサンの解説的な描き方説明しかしていないので、今回は作品(絵画作品)制作時の流れを簡単に紹介します。と言っても制作の手順は人それぞれなので、描き方同様あまり参考にし過ぎないように。

スポンサーリンク

スケッチをとる

描き方説明をするときはいつも写真を見て写すという事をしていますが、自分の作品を作るときは写真は使いません。

少なくとも一度は描く対象を直接見て写生=スケッチをします。これは何故かというと第一にカメラと人の目では見え方が違うからです。カメラは1眼、人は2眼ですから見える範囲が違いますし、脳による補正も入ります(たぶん)。

写真だけ見て描いた絵はどうしてもそれが分かってしまい物足りないものになりがちです。

なので短くてもいいのでスケッチをとることをオススメします。

パズルをする姪を描いたスケッチ。

帰省した時に描いた姪っ子が遊ぶ姿。たぶん1分ぐらいで描いてる。でもこれを描く事が重要。

エスキースを描く

面白いスケッチが描けて、作品のイメージが湧いてきたら、そのイメージをまとめるためにエスキースを描きます。

自分がなぜそのスケッチに惹かれたのか、何を表現したいのかを整理する作業です。白黒でも色を使ってもOKです。とにかく考えながら線を引いてイメージを固めることが重要です。

作品のためのエスキース。

こんな雑なエスキースでも、描いてると不思議と考えがまとまってきます。

作品のためのエスキース。

白黒で描きましたが、色も使ってOK。そのほうがより具体的な設計図になると思います。

水彩で本制作

エスキースや最初のスケッチを参考にしながら水彩で描いていきます。

これはデッサンではないので、あまり神経質にならずに自由に描くと良いと思います。自分が今まで観てきたものや描いてきたものと今画面に現れて来ているものを対照させて、本当に面白い格好いいと思うものを形にしていく作業です。

エスキースという設計図はありますが、本制作でもかなり試行錯誤が必要になると思います。そういう時はエスキースにとらわれ過ぎず、よりよいと思うものを選んでいけば良いです。やっぱりこっちの色の方がいいな・・とか。ここいらないなとか。

そして仕上がった作品↓

パズルをする少女の水彩画

写真をみて描いたものとは少し雰囲気が違うのが分かると思います。

描き終ってみてもまだ改善したい点が出てくると思います。そういう時はこの絵をエスキースという事にして、また同じモチーフで作品を描けばよいのです。

もう少し崩して描きたいのと、色が好みではないので次回は同じモチーフを油彩で描いてみようかなとか考えています。

制作動画↓

プリント販売もしております。ご興味あればご覧ください。
ヤフオク出品ブース

コメント

タイトルとURLをコピーしました