基本このブログもYOUTUBEの描き方動画も自分用のメモのつもりでずっとアップしているのですが、それでももうちょっと解りやすく解説出来たらなぁといつも思ってます。ホントです。
ちょっと思ったことは、動画の速度早すぎるのでは?って事。絵がどんどん仕上がっていく映像はそれなりに面白いけど、手順を知りたい人にとってはもう少し遅い方がいいのかと考えました。
ということで、ちょっと遅めの動画を作ってみました。(動画は一番下にあります)
形をとったあとにする事
人物など何かを描くときは、まず初めに形をとります。この形というのは「輪郭線」が主になるのですが、もう少し要素を付け加えると後の作業が楽になります。
(今回紙に直接水彩で描き始めていますが、もちろんまず鉛筆等で描き始めてもOKです)
縦横2,3本の線を入れて大きな面で分ける
輪郭線の内側の面(平らな一面)の変化を線で描きいれます。大体縦横2,3本の線をいれて単純な面の変化を描きいれます。
顔に布きれ一枚被せて、細かいオウトツが見えなくなったところをイメージすると大きな面で分けやすいと思います。
こんな感じに最初は大きな面で対象を捉えます。
着彩
大きな面で分けた設計図が仕上がったら色をのせていきます。
1.光の当たってる面からオウトツを描いていく
先ほど分けた大きな面を光源の方向を向いてる明るい部分から、徐々に細かいオウトツの変化を描いていきます。
本来立体は無数の面の集合なんだと思います。
でもそんな沢山の面をいきなり意識できないですから、最初は数面から始めましょうって事です。
そして少しずつ局所的な面の変化を描いていくのです。
2.徐々に濃い色を使って暗い方へ
明るい部分を描いた後は、より明度の低い色を使って隣の面のオウトツを描いていきます。
この作業を続けていくと自然と立体的な仕上がりになっていくと思います。
そして、ある程度人の顔っぽい立体になってきたら
3.目や鼻・口などパーツを描き加える
本当は鼻も目も口もオウトツの一部なんで、特に意識しなくても描けていくのですが、折角人の顔を描いているなら表情に関わる部分は力を入れて描きたいものだと思います。
この作業は最後のお楽しみとしてとっておくと、大体上手くいきます。間違っても最初から目や鼻をなぞる様に描かないように。
4.後はオウトツの角をとって丸みを表現したら完成
大きな面で描いていくとどうしてもカクカクした感じになってしまいます。もちろん実際に角張っている部分はそれでよいのですが、女性の顔などは曲線も多いです。
少し手を加えて丸みを出すとよいです。
管理人はここでやめましたが、もっともっと面の変化を追及していけばより写実的な表現になりますし、逆にあえて描かない部分を作ったりしても面白い作品に仕上がると思います。
※ここで紹介したのは水彩画というよりは「デッサン」に近い技術です。絵画作品の制作においては絶対ではありませんので、参考程度にとどめてください。
↓描き方動画はこちら
もっと詳しい描き方は以下の記事を参考にしてください。
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